認識中心時代
「情報化時代」は終わりました。
この10年間で情報の流通量は410倍に増えました。
今は「情報過剰時代」です。
情報の価値は、すでに暴落し始めています。
「情報大爆発」という書籍の帯からの抜粋です。
- 作者: 秋山隆平
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2007/10/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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インターネットが日常生活に普及する以前は、
「知ってる」「知らない」
「覚えてる」「覚えてない」
が大きな優劣の判断基準でした。
情報へのアクセスの権利は制限され、
社長しか入手が出来ない情報
金持ちしか入手が出来ない情報
大人しか入手が出来ない情報
先生しか入手が出来ない情報
特定の権利者しか入手が出来ない情報
が多数あり、またそれを記憶出来ていること自体も価値を生む、
「記憶中心時代」であったと言えます。
今はどうでしょうか?
子供でも、貧乏でも、新入社員でも、
パソコンや携帯電話から無数の情報に簡単にアクセスする事ができ、
先生や社長といった権威者以上の情報知識を得る事も難しくありません。
また、情報量が爆発的に増加しているので、
それらを記憶する事は不可能になり、また情報の価値が暴落しているため、
例え特定の情報を覚えていても、優位性は生まれません。
これからは、それらの膨大な情報をいかに認識(編集・デザイン)するのか、
その認識方式に価値が生まれる「認識中心時代」となっていきます。
認識中心時代は、「あらゆる問題解決の知恵、イメージを持つ事が出来る個人」
そのものが価値を持つようになるでしょう。
別の言葉で表現すると、
メタ知識の時代とも言えます。