2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第四段階 精神革命の到達レベルの限界

精神革命の段階で生まれたそれぞれの思想、哲学には、長所と短所があります。 柔軟性を失って思考体系、思考回路が固定化されたものは、 宗教に似たイデオロギーとなって、他者の観点を拒絶するようになるため、 観点の違いによる見えない思想戦争が生じてい…

第四段階 精神革命における思想、哲学の発達

宗教宗派の長い対立が続く時代を経て、 暗黒時代と呼ばれる中世のキリスト教会に代表される、 支配権力の道具となってしまった宗教に対する反発が起きはじめます。 固定化された思考パターンへの抑圧、圧縮された精神の苦しみやが臨界点に達し、 アンチテー…

第四段階 精神革命における宗教の意味

人間の生死の意味や価値を追求し、 死後の世界までもイメージ化させながら、 人間の本質的平和や幸福を説く宗教。 この宗教は、第四段階の歴史的変化、「精神革命」において、 原始的な埋葬のレベルに始まり、高度に飛躍していきました。 宗教のプラスの側面…

全てを悟り知る教育

現代は、物、食料に溢れています。社会的なセーフティーネットも構築されていますから、 食べ物がなくて、飢えて死ぬ事はありません。 現代の問題は、 希望を持てない事から、生きる意味や価値を失い、 ビジョンを持てない虚無感、本音で人と繋がれないため…

第四段階 精神革命

第三段階の都市革命によって、人間は動物的な生存空間の次元から大きく飛躍し、 知恵を持った人類ならではの生活空間をより高度化させました。 そして生活空間がある程度豊かで余裕があるものになった後、 人類が開発した新たな世界、それが第四の革命「精神…

「人間にしか出来ない仕事」が必要

企業は、競争力を高めるため、利益効率を高めるために、 作業の効率化、生産性の向上を追求します。これは企業の宿命です。 科学技術の高度な発達に伴い、人間がしていた仕事は、 どんどん自動化、機械化、デジタル化することで、効率化していきます。特に製…

「宗教」として決め付けたくなる心理

10年前にインターネットの可能性に出会った時、 怪しいな〜、オタクだね、宗教じゃないの?と心配されました。 それが今では、インターネットを知らない、出来ない、わからないのは、 「非常識」となりました。 『Noh Jesuと認識革命 その2』 新しい試み…

ゲイリーハメル氏の言葉

世界的な経営コンサルタントであり、 各国でベスト・セラーにとなった『Leading the Revolution』『経営の未来』の著者、ゲイリー・ハメル氏の言葉が印象的だったので、ご紹介します。 http://diamond.jp/series/bizthinker/10030/?page=4 れわれは今や、新…

幸せと富を結びつけた時代の終わり

幸せと富を結びつけて、人の豊さを数値化してきた20世紀。 その価値観が、21世紀に入って崩壊したのではないでしょうか? もうみんな、必要なものは持っています。富んでいるはずです。それなのに、 今社会には鬱や引きこもり、自殺、環境問題、貧富の二…

税金投入で景気回復は無理

景気対策のために、政府はひたすら資金をマーケットに注入しようとしています。国民のお金です。 一般歳出に地方交付税や国の借金の元利払いに充てる国債費を加えた一般会計の総額は過去最大の90兆円規模に達する見通しだ。 現在の不況は構造的な不況です。 …

製造業の限界

「世界のトヨタ」の業績が急激に悪化しています。『トヨタ:下期赤字に 景気減速・円高直撃、通期も8割減益予想』 日本が世界に誇る、物作りの象徴的な企業の失速は、 一時的なものでは無いでしょう。一連の経済危機は、金融経済だけではありません。 産業…

第三段階 都市革命の負の側面

都市革命は、その当時の人々にとっては、食べ物を確保するために絶対的に欠かせない農耕地の必要性から自由に解放された生き方、考え方が可能となった歴史的な変化と言えます。 都市革命は、あちこちに生まれて発展していった都市国家郡や王朝が、周辺の異民…

Noh Jesu氏による出版記念講演会

私がNoh Jesu氏の講義の中で、 最も感銘を受けたのは、資本主義の解析についてでした。決して資本主義を否定するようなものではなく、 「資本主義とは、人間と自然の可能性を無限に開発・開拓できる素晴らしい道具だ。」 と明確に定義をされた上で、現状の資…

第三段階 都市革命

農耕を始めた人類は、次第により大きな生活共同体を作るようになります。 そこで、より高度な共同体秩序と、知恵と力を結集させた社会システムを生み出していきます。 バラバラに生活を営んでいた家族、氏族、部族集団が、より大きな一つの大きな地域に集ま…