第六段階 環境革命

西洋の近代物質科学文明が、全地球規模で、
人間の外的空間を無制限に開発開拓し続けてきた結果、
人類の生活環境、生命環境は、危機的な状況に追い込まれています。


地球の生命体の中でゆるぎない地位を築き上げたように見える人類は、
自らを生み育ててくれた地球の破壊者となり、
自ら地球上の絶滅危惧種になる道を辿っています。


そのような状況に対する危機感が、
「地球に優しい」「エコ」といったキーワードととなって一般常識化し、
環境汚染、環境破壊への意識が高まってきています。


この地球の環境問題の根本的な問題は何でしょうか?


問題の背景には、人間中心主義的な独善的思考、科学至上主義の暴走、
合理的、機械的世界観による生命性の喪失、終わりなき所有欲の肥大、
拝金主義的精神の蔓延など、近代の人間の精神の病が深刻に進展している事です。


グローバル経済は、アメリカの消費力に依存し、製造業中心で伸びてきました。


そして今、その結果として、物質偏重の文化文明への歪が表出し、
根本的な大変革を迫られているのが、歴史の流れです。