歴史解析

第六段階 環境問題のもうひとつの側面

環境問題は、経済の問題、 グローバル資本主義の経済構造の本質的な問題を解決しない限りは、 絶対に根本から解決することが出来ません。 もともと環境問題は、科学技術革命の後、 産業革命以降の産業社会構造の中から生まれてきているため、 西洋の近代にお…

第六段階 「すべてがつながっているひとつ」

個人、組織、国家が罪意識で環境問題を考えるのではなく、 主体的に行動できるようになるためには、 人間が、地球がどれほど素晴らしい存在なのか、 宇宙自然環境すべてとつながった自己イメージを、 いまここで明確に感じられるようになる事が必要です。 そ…

第六段階 環境問題を考える前に重要な事

環境問題を考える際の大前提として、 人間や地球、生命に対してどのような価値観を抱いているのかが、 本質的に何より大切なのではないでしょうか? 「人類が生み出した罪だから自業自得」 「どうせ解決しない問題」 「すでに手遅れだ」 と真摯に向き合う事…

第六段階 環境問題の現状と取組み

地球が長い歳月をかけて作り出した、化学燃料を始めとする様々な有限資源を、 人間は自らの所有物として利用してきました。 自然環境の破壊を通して得たものを、人間の知恵と技術を活用して加工し、 人間がより便利に、より快適に生きるための商品を作り、人…

第六段階 環境革命

西洋の近代物質科学文明が、全地球規模で、 人間の外的空間を無制限に開発開拓し続けてきた結果、 人類の生活環境、生命環境は、危機的な状況に追い込まれています。 地球の生命体の中でゆるぎない地位を築き上げたように見える人類は、 自らを生み育ててく…

第五段階 科学技術革命から学ぶ人類の方向性

戦争が二度と起きないようにするにはどうしたら良いのか? そのためには、科学技術革命の恩恵をさらに活かし、 同時に科学万能主義的な思考方式が持つ根本問題を大きく軌道修正するために、 ニュートン・デカルト以来の合理的、機械的世界観の固定概念破壊が…

第五段階 科学技術革命後の戦争

科学革命が起きた後の戦争は、それ以前の人類の戦争の歴史とは大きく異なります。 科学技術の飛躍的な発達が戦争技術へと転化したため、 戦争の形態もそれまでにない姿になっていきます。 戦争は自分たちの生命がかかっているまさに「命がけ」の真剣勝負です…

第五段階 自然の力と機械の力を操る知恵の獲得

科学技術革命は、宇宙自然の存在や力の法則、仕組みを明確に人間の理性で理解していき、その結果、隠された自然の力を発見して、それを人間の意志で利用、活用するという、それまでの地球の歴史上にはなかった重大なターニングポイントを引き起こしました。 …

 第五段階 科学技術革命

「科学技術革命」が、他の革命と異なる大きな特徴として、17世紀に、西欧世界のみで生まれたと言う事があげられます。 人類歴史上のこれまでの四つの革命はどれも、空間的には複数地域でほぼ同時期に発生していますが、科学技術革命だけは、地球上で西欧と言…

第四段階 精神革命の到達レベルの限界

精神革命の段階で生まれたそれぞれの思想、哲学には、長所と短所があります。 柔軟性を失って思考体系、思考回路が固定化されたものは、 宗教に似たイデオロギーとなって、他者の観点を拒絶するようになるため、 観点の違いによる見えない思想戦争が生じてい…

第四段階 精神革命における思想、哲学の発達

宗教宗派の長い対立が続く時代を経て、 暗黒時代と呼ばれる中世のキリスト教会に代表される、 支配権力の道具となってしまった宗教に対する反発が起きはじめます。 固定化された思考パターンへの抑圧、圧縮された精神の苦しみやが臨界点に達し、 アンチテー…

第四段階 精神革命における宗教の意味

人間の生死の意味や価値を追求し、 死後の世界までもイメージ化させながら、 人間の本質的平和や幸福を説く宗教。 この宗教は、第四段階の歴史的変化、「精神革命」において、 原始的な埋葬のレベルに始まり、高度に飛躍していきました。 宗教のプラスの側面…

第四段階 精神革命

第三段階の都市革命によって、人間は動物的な生存空間の次元から大きく飛躍し、 知恵を持った人類ならではの生活空間をより高度化させました。 そして生活空間がある程度豊かで余裕があるものになった後、 人類が開発した新たな世界、それが第四の革命「精神…

第三段階 都市革命の負の側面

都市革命は、その当時の人々にとっては、食べ物を確保するために絶対的に欠かせない農耕地の必要性から自由に解放された生き方、考え方が可能となった歴史的な変化と言えます。 都市革命は、あちこちに生まれて発展していった都市国家郡や王朝が、周辺の異民…

第三段階 都市革命

農耕を始めた人類は、次第により大きな生活共同体を作るようになります。 そこで、より高度な共同体秩序と、知恵と力を結集させた社会システムを生み出していきます。 バラバラに生活を営んでいた家族、氏族、部族集団が、より大きな一つの大きな地域に集ま…

人類誕生、農業革命のまとめ

Noh Jesu氏(ノ・ジェス, 盧在洙)による、人間の7段階の進化・発達の歴史解析について、 「1段階目の人類誕生」、「2段階目の農業革命」まで自分なりにまとめてみると、 色々な気づきがありました。 人類誕生以前の動植物と、人間との決定的な違いは、 「知…

第二段階 農業革命 (その2)

人類は、道具を発達させ、ただ採集するだけであった野生植物を栽培するようになり、常に移動する生存方法から、一箇所に定住し、集落を作り出すようになりました。 そして、さらに道具の進化によって、人類は野生動物の飼育も始めるようになり、 これは、人…

第二段階 農業革命 (その1)

第一段階の革命的な変化は、 それまでの動植物のように、 自然環境という条件設定に規定されて、 受動的に生きる生存方法から、 両手を使い、道具を使い、火を使い、言語を使う人類が誕生し、 自分たちの意志で自然の秩序そのものを変化、加工して生存空間を…

第一段階 人類の誕生

宇宙の歴史を見ると、 今から約137億年前に宇宙が誕生し、 50億年前に太陽が、46億年前に地球が誕生し、 38億年前にこの地球上に最初の生命が誕生したと言われています。 そして人類は、500万年ほど前に猿人から進化して誕生したと言われています。 これが、…

人間の7段階の革命の歴史

人間は約500万年前に、生命進化の奇跡的な環境条件に恵まれた結果、 アウストラロピテクスとよばれる猿人から進化し、誕生したと言われています。 この人類誕生から、時を経て、科学技術の発展に伴う大量生産社会、情報化社会、金融経済、そして現在では、LO…