税金投入で景気回復は無理

景気対策のために、政府はひたすら資金をマーケットに注入しようとしています。国民のお金です。

一般歳出に地方交付税や国の借金の元利払いに充てる国債費を加えた一般会計の総額は過去最大の90兆円規模に達する見通しだ。


現在の不況は構造的な不況です。
お金をたくさん入れたら、循環がはじまり、経済が回りだす、
そんな単純な不況ではありません。

政治家もこの対策が正しいとは思っていないでしょう。
当然何も対策を打たない訳にはいかないので、とりあえず資金注入しているのかもしれません。


現在の状況を人の体で例えると、
癌になってしまった体に、ひたすら薬を投与して、
無理やり回復させようとするようなものです。

その間に薬の影響で身体機能は低下していき、
薬無しでは動かなくなってきます。
そして、薬を投与し続けた結果、その体は動かなくなってしまいます。


今の経済もそれと同じです。

お金をやみくもに注入して、
アメリカのグリーン・ニューディール政策のように、
「地球に優しい、環境に優しい、エコです」と言って、
環境を破壊しながら、いらない道路や橋を作り、
土木、建築業界にお金を回すのでしょうか?


自分たちのお金がこれ以上無駄使いされないように、
本格的に具体的な行動を起こさないと、
いよいよ本当に国が潰れると感じています。